飯舘電力バーチャルツアー開催のお知らせ

パルシステムでんきの発電産地「飯舘電力」によるバーチャルツアーを以下の日程で開催します。

このツアーは、2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所の事故で被災した「飯舘村」やその周辺地域の現在の様子をバーチャル形式(Zoom上でのオンライン配信)でお届けします。

なぜ「脱原発」を訴えるのか、なぜ再生可能エネルギーへの切り替えが必要なのか、実際に福島県で原子力災害を体験した飯舘電力の想い、願いをお聞きください。

開催日 7月31日(水) 19:00~20:30 ※終了しました
参加費 無料
お問い合わせ パルシステム電力 推進・交流課
電話 03-6205-6688 (月~土9:00-17:00)
※バーチャルツアー当日は20:00まで
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バーチャルツアー当日の質問と回答

質問 回答
今後地熱発電との契約を増やす予定はありますか? 日本の地熱資源量はアメリカ、インドネシアに続いて世界第3位となっており、世界有数の地熱資源国と言えます。しかし、「自然公園法」によってそもそも建設できない地域があることや、温泉の権利を持っている団体から「源泉の枯渇が懸念される」と許可が得られない場合があるなど、地熱発電の課題は山積しています。
とはいえ、地熱発電は、太陽光発電などと違い時間や天候に左右されにくい電源であることから、発電産地として増やしていく考えはあります。
再生可能エネルギーの普及には賛成ですが、自然を破壊したり、景観を損ねたりするような発電所の開発には反対です。その点について飯舘電力さんはどのようにお考えでしょうか? もちろん、自然を破壊したり、景観を損ねたりしてまで発電所を建設することには反対です。これまでのような中央集権型の大規模発電所ではなく、小規模や中規模の発電所を地産地消で拡大していくことがこれからは求められていると思っています。
再エネによる発電が開始された当時、発電した電気を送配電網に送ることができない状況がありましたが、その背景を教えてください。
また、それは送配電事業者が不利益になるからだったのか、それとも電力の過不足が生じないように行ったことだったのか教えてください。
系統への接続について、以前は電源の種類に関わらず原則「先着優先」がルールとなっていたので、火力発電所や原子力発電所の稼働状況に関わらず、その電源をいつでも電線内に流せるよう容量が優先的に確保されていました。そのため、後から設立された発電所(再エネを含む)は、原子力発電が稼働していない状況下であっても、電線内に電気を送ることを制限されるケースはありました。現在はそのような無駄な容量の確保がされなくなり、発電事業者は原則発電した電気を送配電網に流せるようになっています。
また、電力過不足の件はこの問題とは別で、需要に対して供給が大きくなりすぎてしまった場合、周波数の乱れによってエリア全体が大規模停電(ブラックアウト)を起こす恐れがあることから、意図的に送配電網への電力供給を遮断することがあります。