パルシステム電力通信NO.9 ちば風土の会(ソーラーシェアリング)

 

夢のカタチふぁーむとちば風土の会を訪問しました!


ちば風土の会と夢のカタチふぁーむが位置する千葉県北東部(芝山町と八街市)は、どちらも広がる田畑と穏やかな気候に恵まれた、農業の盛んな地域です。里山や湿地など自然環境も多く残されており、四季折々の風景や多様な生きものとともに暮らす、のどかな土地柄が特徴です。今回は、①ソーラーシェアリングの視察と、②有機農業や福祉と農業の連携について学ぶこと、③生産者の方々との交流を深めることを目的として、現地におじゃまさせていただきました。

 

\ソーラーシェアリング☀️/

パルシステム電力では、 太陽光発電をはじめ自然の力を借りて電気を発電し、 組合員の皆さまに電気を日々供給しています。 夢のカタチふぁーむには、パルシステム電力が契約している5つのソーラーシェアリング※1のうちの一つがあり、 農地である圃場(ほじょう)を活用して、ソーラーシェアリング太陽光発電事業を行っています※2

圃場(ほじょう)※2は 「ちば風土の会」 で耕作し、 発電事業者として株式会社エスパワーが太陽光発電を管理しています。


サツマイモやブルーベリーがいきいきと育てられており、 発電名の通り農地をシェアして農業と太陽光発電が成立していました。
 

御料ソーラーシェアリング(千葉県富里市)
買電開始    :2017年4月
契約電力    :49.5kW
月間平均発電量 :5,000~6,000kWh (一般家庭20軒ほどの電力を毎月生み出しています。 )

ソーラーシェアリングとは?※1
 

農地の上に太陽光パネルを設置して、太陽光発電を行いながらその下で作物を生産する仕組みです。営農を続けながら、農地の上部空間を有効活用することにより電気を得ることができ、農業経営をサポートするというメリットがあります。

圃場(ほじょう)とは?※2
 
農作物の生産を目的として設けられた農地の総称であり、水田、畑、果樹園、牧草地といった各種の栽培環境が含まれます。

 

 

\NPO法人 夢のカタチふぁーむ🍆/

「NPO法人 夢のカタチふぁーむ」は障がい者が働く農福連携の農場です。農業を通じ、障がい者と健常者の双方が働く喜びを感じられる場作りや、障がい者・健常者の賃金向上、ユニバーサル農園※3の実現を通した地域活性を目指しています。

 

農園の大きさは8反(たん)※4あるとのことで、見渡す限りたくさんの有機野菜が育てられており、ビニールハウスでは小松菜と空心菜の2種類が育てられていました。野菜の種類が増えると、工程も増え作業が複雑になってしまうことから、障がい者の方が取り組みやすいように野菜の種類は少なくしているとのことでした。
見学後は農園の一角にあるテント内で、障がいのある方と一緒にほうれん草の仕分け作業を体験させていただきました。最初は緊張しましたが、皆さんフレンドリーに接してくださり、非常に暖かな雰囲気の中で作業ができました。現地の方より、「皆でおそろいのユニフォームを着ている」と嬉しそうにお話ししていただいたことが印象に残っています。
ほうれん草仕分け作業

ユニバーサル農園とは?※3

身近で農業に参画できる市民農園(農業体験農園)の活用を通じて、多世代・多属性の交流・参加の多様な場を農業を通じて生み出すとともに、生きがいづくりや精神的な健康の確保など、様々な社会的課題の解決にも資することを目的とするものです。   

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    「反(たん)」とは?※4

「反(たん)」とは、日本で使われる面積の単位で、主に農地の広さを表すときに使われます。1反は約991.74平方メートルで、これはおおよそ30メートル四方、 テニスコート4面分ほどの広さに相当します。農業の現場では、田んぼや畑の面積を「〇反」や「〇町(ちょう)」といった形で表現し、作付け計画や収穫量の目安として利用されます。
8反になると、テニスコート約32面分ほどの広さに相当します。 

 

\ちば風土の会🥔/

消費者から「安全で安心できる野菜が欲しい」という要望があり、1970年頃から芝山町菱田地域の生産者連合として、有機野菜の栽培を農協等の後押しで始め、有機JAS等の制度がスタートしたことを受け、2007年に株式会社として設立。「風土が作物を作る」という考えのもと、20年以上も前から農薬や化学肥料を使わない有機農業に取り組んできました。パルシステムのトップブランドである、「コア・フード」野菜の生産地の一つです。

近年、生産者の高齢化や後継者不足(労働力不足)、収入の不安定さなど、様々な原因から農家が減少しています。このような問題によって農村や農業協同組合がなくなり、農家の方が生活できなくなってしまう悪循環を断ち切るために、ちば風土の会では「生産者が種をまき、ほしい人が作物を収穫する」システムづくりを目指しています。

 

農地見学後は、実際にじゃがいもの収穫体験をさせていただきました。一人だと半日かかる作業も、みんなで取り組めば30分で収穫が終わり、さらに収穫物をおみやげとして頂けるということを、実際に身をもって体験できました。生産者の方の負担が減り、消費者は報酬として作物を受け取れる。双方にとってよい関係が築けるだけでなく、農業の活性化にもつながり、全ての人が幸せになるシステムに感動しました。
バランスがとりにくい土の上を歩くほか、常にしゃがんだ体勢であったため、かなり体力を使いました。収穫の一部を少し体験しただけでも大変だと感じたのと同時に、種まきから雑草取り、水やりや収穫など一連の作業をされている生産者の方はすごいなと思いました。

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