きぼうのでんき2026年6月号

教えて!電気料金のこと

知っているようで知らない電気料金のしくみ
毎年訪れる酷暑。刻々と変化する国際情勢。そんな暮らしの中で、気になる方もきっと多い、毎月の「電気料金」のこと。そもそも電気代は、どうやって決まるの?『電気ご使用量のお知らせ』には、何が書かれているの?電気料金にまつわる、さまざまな疑問に、パルシステム電力がお答えします!
A

Aさん

4人家族で、中学生の2人の息子を子育て中。夜は家族みんなで家電を使いまくり。ブレーカーがよく落ちます(苦笑)
B

Bさん

子どもたちは独立し、妻とペットの柴犬とのんびり暮らす。うちの愛犬は暑がりで夏はエアコンをフル稼働!
C

Cさん

夫とふたり暮らし。省エネ家電に興味があり、家電量販店に通うのが好き。数字アレルギーなので料金明細を見るのがニガテ…

パルシステム電力社員

知っているようで知らない電気料金の仕組み!お任せください!私がお答えします!
Q1
エアコンのつけっぱなしは、電気代が高くなる?
夏のエアコンの電気代が心配なので、こまめにオン・オフしていたのですが"24時間つけっぱなしのほうが経済的"と聞いて、猛暑日はずっとオンのまま。大丈夫ですか?
(Bさん)
A1
設定温度を一定に保つように工夫 古いエアコンなら買い換えも視野に
エアコンは、屋外と屋内の温度の差が大きいほど、温度調整にエネルギーを使い、電力を消費します。とくに真夏や真冬など、こまめにオン・オフすればするほど電気代もかかるので、30分程度の外出であれば"つけっぱなし"の方が効率的と言えますが、長時間のつけっぱなしは不経済です。とはいえ、ご家族やペットの事情でオフにできないお宅もありますよね。そこでポイントは断熱。カーテンで遮光したり、部屋に断熱の素材を使うなど、「設定温度を一定に保つ工夫」がポイントです。古い家電をお使いの方は、最新の省エネ機種に買い替えるほうが、長い目でみると節電・節約になりますよ。自治体によっては補助金のしくみもあるので、一度お調べになることをオススメします!
犬を飼っているので、エアコンはなかなか消せません。できるだけ設定温度を保つように、工夫してみます!(Bさん)
Q2
明細書にある「電力量料金」って何?
毎月の『電気ご使用量のお知らせ』にある、3段階の電力量料金について気になります。"料金単価はぜんぶ同じ"と思っていたのですが、違うんですか?
(Cさん)
A2
電気は使えば使うほど割高に 毎月の「電力量料金」のご確認を
『電気ご使用量のお知らせ』に記載している段階別「電力量料金」は、使用した電力量(kWh)に応じて、段階別の単価を掛け合わせて1段階(120kWhまで)、2段階(120kWh超~300 kWh)、3段階(300 kWh超)に分かれています。1段階がもっとも単価が低く、段階が上がるごとに単価も上がります。つまり電気は「使えば使うほど割高になる」んです。電力量料金単価は、ご契約エリアによって異なりますので、詳しくはパルシステムでんきWebサイトの「電気料金のご案内」でご確認ください。
電力の使用量に段階があり、電気代に影響するとは知りませんでした。これからは、毎月の電気料金の明細もチェックしてみます!(Cさん)
Q3
「アンペア」の契約は、どのくらいが適切?
4人家族で、毎月の契約は30アンペアです。"電子レンジ、テレビ、ドライヤー、アイロンを同時に使う"と、ブレーカーが落ちて、家族で大騒ぎに。アンペアは少ないですか?
(Aさん)
A3
無理のない範囲で契約アンペア内での省エネを!
アンペア(A)は、電力会社との契約容量を示す電流の単位で、毎月の「基本料金」に関係しています。なお、30アンペアでのご契約を例にすると、電子レンジ、ドライヤー、アイロン、テレビを同時に使うと、ブレーカーが落ちやすくなります。契約アンペアを増やせば、同時に使える家電も増えますが、基本料金も上がる、というわけです。アンペアを下げることで、電気代の節約にはつながりますが、無理をせず、ご家族のライフスタイルにあわせて、契約アンペアをお決めくださいね。
ブレーカーが落ちると、家族で揉めることもありますが、省エネの学びにもなっています。まずは30アンペアでがんばってみます(Aさん)
Q4
電気料金の「調整額」って何を調整してるの?
『電気ご使用量のお知らせ』に明記されている、市場価格調整額と電力調達調整額は、"電気代を安く調整している"のでしょうか?
(Bさん)
A4
市場価格を電気代に一定程度反映 契約者の支えで安くなることも
「市場価格調整額」は、日本卸電力取引所(JEPX)の3カ月間の平均価格に基づき算定され、金額は毎月変動します。電力市場価格が高騰すれば調達コストは上がり、電気料金にも一定程度反映されるしくみです。パルシステムでんきは、ご契約する組合員の支えを受けながら、市場の影響を受けにくい再生可能エネルギーの調達量を増やしています。一方、「電力調達調整額」は再生可能エネルギーなどの電源の調達を安定的に行うための費用で固定価格です。2026年4月1日ご使用分からは、電力調達調整額を減額し、電気料金を値下げするなど、ご契約者がより利用しやすくなるようさまざまな施策を展開中です。
再エネを増やすことで、電力調達のコストを安定させる。それは私たち組合員への支えにもなるので、心強いです(Bさん)
Q5
イラン情勢に伴う石油危機で、電気代は上がる?
中東で起きた戦争により、石油が届かないことが心配です。"電気代が上がる、との噂も聞きます"が、本当のところは、どうなのでしょうか?
(Aさん)
A5
「石油危機」にはパニックにならないことが大切
日本の発電電力量の約7割が火力発電で構成されており、燃料の多くが石炭とLNG(液化天然ガス)で、石油火力の割合は全体の1.5%程度です(経産省統計)。とはいえ、原油価格の上昇に連動して火力燃料の平均価格も上がっていることから、今後、日本全体の電気料金に影響を及ぼす可能性は高いといわれています。そのため、日本政府は海外の燃料価格や世界情勢の影響を受けにくい、国内の再エネ発電の導入拡大をすすめています。イラン情勢に伴う影響は今後も冷静に見ていく必要があります。パルシステムでんきからも、情報のご提供に努めてまいります。
火力が中心だと世界情勢によって電気料金が上がることがあるんですね。もっと再エネが増えていくといいですね。(Aさん)